価格差益限月間差益の2つの手法が商品先物サヤ取りの稼ぎ方にはあります。

価格差益で稼ぐ!

相関性のある2つの銘柄の価格差の動きは連動しますので、一定の価格差で推移しますが、時に片方の銘柄のみが上昇もしくは下降する場合、価格差が拡大もしくは縮小します。この例外的な価格差ですが、いずれは一定の適正な価格差に戻りますので、トレードのタイミングとしては例外的な価格差になった際に新規注文を行い「売り」と「買い」のポジションを保有し、通常価格に戻ったら決済注文を行い利益を確定させます。

一方を売り、もう一方を買い

新規注文について、急騰したか価格はいずれ落ち着き下降する傾向にあり、急落した銘柄は上昇に転じる傾向にありますので、片方の銘柄が急騰により例外的な価格差が発生したのであれば、その銘柄を「売り」、もう片方を「買い」、逆に急落により例外的な価格差が発生した際には、その銘柄を「買い」、もう片方jを「売り」の新規注文を行います。そして、例外的な価格差から適正な価格差に戻ったタイミングで決済注文を行います。決済注文を行う場合には、「売り」と「買い」同時に行う場合と、タイミングをずらしてより多くの利益を得る方法がありますが、初心者・アマチュアトレーダーであれば同時に決済注文をおこなう方法が無難でしょう。

限月間差益で稼ぐ!

限月間差益で収益を得るトレードは商品先物取引特有のトレード技術になります。なぜ特有なのか?それは商品先物取引には「限月(げんげつ)」というルールがあるからです。商品先物取引が難しいと考える方の多くに、この「限月」というルールが理解できないからという方がおられます。商品先物サヤ取りでは、「限月」について以下の2つを知ればよいだけなので難しく考える必要はありません。

  1. 限月とは、決済注文する期限
  2. 限月に近づくにつれて価格が上昇する傾向がある

「限月」とは決済注文する期限

「限月」とは、必ず決済注文しなくてはいけない日付になります。この指定された日付までの保有しているポジションを決済しなくてはなりません。株取引やFX取引、仮想通貨取引に「限月」というルールはありませんので、新規注文したらその銘柄をいつまでも持ち続けることができますが、商品先物取引「限月」というルールがありますので、それまでには決済注文をしなくてはなりません。また、1つの銘柄に複数の「限月」が設けられてます。例えば日経225先物の「限月」は3月、6月、9月、12月の「限月」がありますので、「日経225先物 3月限」と「日経225先物 6月限」を新規注文すれば、「日経225先物」という1つの先物商品を、「3月限」と「6月限」の2つのポジションとして保有していることになります。

限月が近づくにすれて価格は上昇する

「限月」が近づくにすれて上昇する要因は商品の管理経費や保険料などがあります。「限月」に近づくにすれて上昇することを「順ザヤ」、稀に発生する「限月」に近づくにすれて下降することを「逆ザヤ」といいます。「逆ザヤ」が発生する場合は、例えば大豆やトウモロコシなどの農産物が例年とは異なる長雨などから不作による価格高騰や、中東の産油国の政情不安定からの原油高騰など特別な事情により発生しますが、基本的には価格は「限月」に近づくにつれて上昇する「順ザヤ」になると考えて下さい。

注文のタイミング

同一の商品でも「限月」が異なれば、「順ザヤ」が発生しますので価格は異なります。「日経225先物 3月限」が29,800円、「日経225先物 6月限」が29,500円であれば、300円の差額が発生します。「限月」の違いにより差額は発生してますが、商品自体は同じ「日経225先物」なので、いずれ同じ価格に落ち着きますので、「日経225先物 3月限」を「売り」、「日経225先物 6月限」を「買い」の新規注文を行い、差額が300円から縮小したら、決済注文を行い利益を確定します。